離婚した女としなかった女、それぞれの選択とそれぞれの今

あっという間に4月も終わり、また一つ歳を取る月になりました。時のたつのはホントに早い。。。でも、毎日充実していると感じられている今は、そんなに嫌いじゃない。

離婚してから、離婚専門家だと思われているのか、よく人から離婚相談をされるようになった。相談と言っても、「うちもこんなんだから、もう無理かも~」とか「もう限界・・・」とか、愚痴がほとんどだけど。中には、これはほんとに厳しいな、と思う話もあるけど、そういう人ほど離婚しない気がする。

離婚を選択する最終ラインは何なのか?年齢か、時期か、タイミングか、はたまた相手の裏切りや行いの悪質性か??

今回は、同じように夫婦の関係で悩みながら、結果離婚した女と結局離婚しなかった女、それぞれの選択とそれぞれの今について書いてみたいと思います。

CASE1.散々荒波乗り越えてようやく凪になったところで離婚した女

人の事を書く前に、まずはやっぱり自分のことに触れておかないとね。

以前にも何度か書いていますが、 離婚したのは今から約10年前。結婚17年目のことです。結婚8年目で夫の浮気が発覚して、せっかく夫が「全ての非は自分にあるから君の選択に任せる」と言ってくれたのに、子ども小さいし一人で育てるのは大変、とその時は離婚選択せず。

今となれば、何でその時に離婚しなかったのか、とつくづく思う。けど、その時離婚しなかった理由って、子どもが小さかったからだけじゃなくて、自分がまだ夫に気持ちがあったんじゃ?とか、単に自分の物を人に盗られる感じが嫌だったんじゃ?とか色々思ったりもする。

そこから約10年後、実際に離婚する時には、こちらには積もり積もったそれなりの理由が色々あったものの、相手としては諸々禊は済んでいると思っていたのか、「青天の霹靂でした」の書き出しとともに、恨みつらみの数々を記載した長文のお手紙を頂きました。内容は、今思い出しても気持ちが悪くなるような、勝手な思い込み満載で、心底離婚を決めてよかった~と思うようなものでした。

離婚しましょう、と伝えてから家を出るまで約1か月。ほんとにバタバタと最初の引越し。そこから、今まで、仕事を増やしたり、変えたり、またまた引越ししたり、とまぁ色々ありましたが、今は子ども二人も成人し、仕事も落ち着き、新たな信頼できる友にも出会うことができて、人生まだまだ、ここから楽しいこと色々あるんじゃない?と思えるようになりました^^

自分で選んだ離婚の選択には、自分だけでなく、勝手に巻き込まれた子どもたちの人生も大きく関わっていて、自分が今幸せか?ではなく、子どもたちが今幸せか?と常に考えてきた。きっと辛いと感じることもあっただろうし、お父さんを恋しく思うこともあったと思う。それでも、いつも笑顔で、私を支えてくれた子どもたちには心から感謝してるし、これからは自分でもっともっと好きなことを見つけて、楽しい人生にしていってもらいたい。

結局、母親の一番の幸せって、子どもが幸せでいてくれることなのか。。。

CASE2.離婚確定からの大どんでん返し。もはや荒波じゃないと落ち着かない女

人って、好きだから一緒にいて、嫌いだから離れる、って訳じゃないのね。。。とつくづく思ってしまう。

夫の浮気を確信した友人ひつじは、夫と浮気相手が泊っているホテルを突き止めて乗り込み、写真まで撮り、さぁもうこれはこのまま即離婚か夫が土下座して謝るか、というほどの修羅場だったはずなのに、なぜか夫開き直り、もうバレたならいいよね、と浮気続行。

しばらく気まずい空気のまま暮らしていたものの、とうとう夫側から、浮気相手と一緒になりたいから、家を出る、と申し出が。ひつじも受け入れ、じゃあいよいよ離婚か、というタイミングで浮気相手の夫から呼び出される。

そう。浮気相手も既婚者。そちら側でも、離婚して家を出たい、と夫に打ち明けたところ、大騒動。嫁の不倫&離婚申し出に怒り心頭の夫からの呼び出しに、二組の夫婦が一堂に会することに。

それでも、その場で、不倫カップルが吊るし上げられながらも、愛を貫くのか、と思いきや・・・

何と、浮気相手の夫から、浮気相手がひつじの夫の子を妊娠していることが告げられた上に、お腹の子どもはおろします。嫁とは離婚しません。今後一切連絡を取らないでください、と一方的な決別宣言。その間、浮気相手は終始下を向いたまま、一切目も合わず終了。

え?浮気相手それでいいの?何も言わないの?子どもは?とか、いろいろツッコミどころ満載ですが、とにかく終了。

家を出る予定だった夫は、気持ちも自分も行先を失い、無言のまま、ひつじと一緒に車で自宅に戻るという、何ともシュールな状況に。

その後も、まさかの、追い出すことなく一緒に暮らすひつじに、更なる大波が・・・

勤め先で回りにもバレバレの不倫関係だった夫は転職。新しい職場では流石にまじめにしてるでしょ~、と思っていたのも束の間。ある日、玄関のベルが鳴り、出てみると、年配の男女が「旦那さんいますか?うちの娘に付きまとうのをやめて頂けますか?」と。どうやら新しい職場でもやらかしていて、しかも相手はかなり年下の女の子。相手にはその気がなかったようで、とうとう両親ご登場。ネットで誓約書の書き方検索してる夫を横で見ながら、本当にしょうもない男だな、と思ったよ、と笑うひつじ。

そんなこと人生でなかなかないよね、が次々巻き起こるひつじの人生。もはや引き寄せてる??と思うほどよ。

この後にも、最初に書いた浮気相手と会っているところを私は目撃している。悩んだ末にひつじにも伝えたが、びっくりするほど落ち着いた声で「あ~そうか」だけ。こっちが泣けたわ。

たぶん彼女は安定を求めていない。不安定の中で、不安を楽しんでるように私には見える。

もういい加減別れた方がいいんじゃ?と何度も思ったし、言ったりもしたけど、でも、実際離婚しても、私が彼女の生活の面倒みるわけでも、責任を負うわけでもない。周りがどんなに最低な男だ、と言っても、ひつじ本人も同じように思っていても、それでも実際に離婚に踏み切るかどうか、は全く別物なんだ、と彼女をみていて思った。

少なくとも現在は、夫もおとなしくしているようで、子どもたちのことは積極的に面倒を見てくれているようなので、まだ救いか?

今は子どもを介して以外の会話はほぼないようだけど、このまま一緒に歳をとって、いつか、昔は色々あったけど別れずにいてよかった、と話ができるような老夫婦になれたら、それはそれでハッピーだよね。そんな長いスパンで考える夫婦の形もあるのかも。

私のように、凪になった時に、ふと冷静に考える、とかしない方がいいよ~と言っておこうかな。

人が離婚しそう、な話は聞きたいけど、皆自分の離婚しそうな話は、なかなか周りにしないのよね

さて、このままあといくつかの友人の話を書こうかと思いましたが、結構書いてて重たいので、続きはまた次回ということで。

自分が離婚したら、周りから離婚相談が持ち込まれることが増えたけど、それまでって、そんな話ほとんど聞かなかった。それって、皆、実は離婚危機はあるけど、そんな話恥ずかしくてできない、と思って、うちは全然そんな離婚の心配なんてありません~って幸せそうに見せかけてたってことよね?

でも、見せかけるのって必要なのかも。一度「離婚するかも」「離婚考えてる」って口に出してしまうと、その理由として、夫の嫌なところを言ったり、この人といても意味がないと考えるようになったりと、どんどん離婚した方が幸せなんじゃないか、という思考になっていってしまう気がする。

もちろん、離婚した方が幸せなこともあると思っているけど、色々呑み込んで、「うちは大丈夫。円満ですから」とウソでも言えるうちは、言っておくに越したことはない、とうしこは思う^^

 

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